会計とは、経済活動において財産の変動や損益の発生を貨幣単位によって記録・計算・整理し、管理および報告する行為だといわれています。個人も組織もそれぞれのニーズに応じ会計を行います。ここで個人の会計は明確なルールがなく、組織はその形態ごとにル…
監査法人で銀行の会計監査を行ない、銀行員だった時にはコンサルティング部に所属し支店業務推進(支店の業績を上げるための支援)を行っていたので独立したあとに幾つもの銀行で審査部や現場支援を行う機会がありました。 マイ会計やマイ監査において、銀行…
人が思い通りに生きるためには、 目標達成のために計画的に行動する、 その成果を会計の視点で見る、 物事を行う自分を振り返り行動を修正する ことの理解が必要です。 今回は、会計監査を導入している法人での内部監査室へのレクチャーの資料を確認すること…
会計や財務諸表を語るうえで必要な知識に監査があります。 一般的に組織の監査には、 外部監査 監査役監査(監事、監査等委員監査も含む) 内部監査 があります。 外部監査には監督官庁による監査等が含まれますが、私が経験してきた監査は、監査法人として…
今回は、病院を事例にとり、部門別損益計算について説明します。 多くの病院では、病院全体の月次損益を情報として意思決定を行っています。 それでは問題点がよく理解できません。どの部署の損益がどのようになっているのかを把握して初めて部署別の課題が…
先日、たまたま訪れたスーパーの紀ノ国屋で1パック380円のミニトマトか、298円のミニトマトかで妻が迷っていました。いつもは西友で200円台のミニトマトを購入しているからです。 糖度が10という驚異的な甘さ(の表示。客は誰も確認できない。店…
財務会計は報告のための会計であり、管理会計は文字通り管理(マネジメント)のための会計です。 財務会計は、貸借対照表、損益計算書、そしてキャッシュフロー計算書の財務三表が基礎になっていますが、管理会計は縦横無尽にこれらを支える道具として活用さ…
このブログのタイトルは、「マイ会計」世界は会計でできている。会計をもっと身近に、です。 「マイ会計」では説明に、会計の13の黄金のフレームワークを使います。 ブログを始めから見てもらった読者は、すでにこの13のフレームワークの説明を読み終わ…
会計監査やコンサルティング、会計業務で多くの企業を見てきた経験から、投資をしてうまくいかなかった企業がどれだけあるのかと驚きます。 投資意思決定を行うとき、本当の意味での投資経済性計算を行っていない結果です。 私も、過去を振り返ると、考え方…
3年から5年間で何を行うのかを明確にした計画を中期経営計画といいます。通常3年を中期とする計画が多いので、ここでは3年計画を中期経営計画とします。 意識の高い、明確なビジョンと戦略をもつ企業は、中期経営計画を立案しています。 何かを成し遂げ…
「資金繰り」はよく使われる言葉です。お金のやりくりの事ですね。 個人では「お金がないんで今月苦しいよ」というときに、企業で経営者は「今月資金繰りが苦しい」というだけのことで、個人の現金があるかないかと、企業で現金があるかないかは同じです。 …
不思議の国のアリスをご存知ですか? ブロンドヘアーの少女が白うさぎを必死で追いかけているうちに、トンネルに入り、そして穴に落ちてしまいました。そのあと、身体を小さくしたアリスは見たこともない世界のなかに入っていき、不思議な出来事に出会います…
このブログは、会計をもっと身近に、世界は会計でできているというタイトルです。今までいくつか記事を書いてきましたが、ちょっと振り返りをしたいと思います。 「世の中の経済活動は、すべて会計により動いている。しかし、大方はその仕組みをよく知らない…
今日は、財務分析のなかで企業を評価するときに使われるフリーキャッシュフロー(FCF=Free Cash Flow)と、イビットダ―(実務ではイビッダーといっています。EBITDA=Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization)について説明します…
損益分岐点分析(CVP分析=Cost、Volume、Profit)という手法があります。自社の事業において、損も利益もでない売上高(利益0の売上高)BEP(break even point)はいくらかを算出します。 結果、実際の売上高と比較し、実際の売上高>BEPであれば、どれく…
財務分析は、貸借対照表や損益計算書の各勘定科目や項目を活用し、安全性、収益性や生産性、成長性を分析し、それらを作成している企業の状況を把握する方法です。 業界のなかでの位置づけや、競合他社との比較を行うことで、どこが強くどこに弱みがあるか、…
予算実績管理は、予算すなわち収入や支出の計画と実績を比較し、その差額を分析すること。そして差額をなくす解決策を考え(これが難しく、予実をうまく行う肝になりますが)、行動を修正することで、常に予算に近づき、予算達成を行うことを目的として行わ…
月次決算は、経営上有用な情報を提供するために、毎月行われる月単位の経営成績や財政状態を明らかにするために行われる決算のことです。管理会計の領域にあります。 まず、日々の会計処理により、毎月試算表が作成されます。 今日は書籍を購入したので図書…
貸借対照表はB/S(Balance sheet)、損益計算書はP/L(profit and loss statement)、そして、キャッシュフロー計算書はC/F(cash flow statement)といいます。また、製造原価報告書はC/R(Cost Report)といいます。 マイ会計では、この4者を家族と呼ぶこ…
貸借対照表と損益計算書、そしてキャッシュフロー計算書の財務三表は、密接なつながりがあることは説明しました。 資産=負債+資本の構造をもつ貸借対照表は、他人からの調達(他人資本)と自分の調達(自己資本)により、資産を運用することを表す財務諸表…
前回は、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の財務三表の説明をしました。 貸借対照表は、資産=負債+資本、損益計算書は、収益―費用=利益という構造だし、キャッシュフォー計算書は、現金(現預金)の増減を、営業キャッシュフロー、投資キ…
会計の3つのフレームワークについての説明です。 少しとっつきにくいかもしれませんが、徐々に慣れてきますので、いきなり理解できないでも大丈夫です。始めましょう。 企業は事業を行った結果を、株主や債権者、監督官庁等、企業の関係者、影響を受ける者…
財務会計はそれほどではありませんが、管理会計の種類は数多くあります。 それらをすべて知る必要はないので、ここでは管理会計をも含めて13の種類(枠組み)を私が選択し(黄金の13のフレームワークと言っていますが、黄金の意味はブログで13の説明を…
会計の会は、増すという意味だそう。 計という字は「言」と「十」からできています。ここで「言」は説明すること。分かりやすいですね。 また「十」は集落の場所を示すらしく、結果、「会計」とはある場所で、増えた数を明確にすることを言うとのこと。 まだ…
会計は行動決定のフレームワークです。行動をするには、情報を集め、判断し、計画することが必要ですが、会計はそのすべてを提供してくれる枠組みなのです。 人は知らず知らずのうちに、会計を使って生きています。 小学生のときに、お小遣いをもらい、その…
社会人の三種の神器は、会計、IT、英語です。 三種の神器とは、日本の歴代天皇が古代より伝世してきた神から受け伝えた、鏡と剣と玉の三つの宝器を指します。 三種の神器は大切なものの象徴です。そこで、社会人にとってもっとも大切なものを三種の神器とい…